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本屋は、町の中心になれる可能性がある(coLocal・2014年9月29日)
広島県庄原市東城町にある「ウィー東城店」は、山間の小さな町にある複合型の書店です。本だけでなく、文具やCD、タバコ、化粧品、美容室やエステ、印刷や印鑑の制作など、多岐にわたるサービスを提供しています。店長の佐藤友則さんは、複合店として代々続く家業を継ぎ、ウィー東城店を運営しています。
開店当初は経営難に陥っていましたが、佐藤さんは顧客の信頼を得ることを最優先に、地道な対応を重ね、地域の「よろずや」としての役割を確立しました。その結果、経営は回復し、印刷機や美容室の導入など複合化を進めたことで、さらなる成長につながりました。美容や生活に関するサービスが新たな顧客を呼び込み、結果的に本の販売にも良い影響を与えました。
また、「本屋は町の中心になれる可能性がある」という佐藤さんの言葉には、本という媒体がさまざまな分野とつながれる柔軟性と、書店が長年にわたり築いてきた信頼性への自信が込められています。書店のあるべき姿として、「棚づくり」に特化する都市型と、「地域密着型」のコミュニケーション重視の運営スタイルとの違いも議論され、ウィー東城店は後者の代表例として注目を集めています。
「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する
札幌の「くすみ書房」で町の本屋の窮状に打ちひしがれかけてからおよそ1か月、今度は西へと向かった。目指すは広島県庄原市東城…