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埼玉でシラスウナギの生産成功 人工海水を用いて国内初 武州ガスの水産研究所 ウナギの食文化を守ろうと地域貢献の一環として2022年から養殖に着手 将来的には、県内で完結する安定的な完全養殖を 課題は(埼玉新聞・2025年4月11日)
武州ガス株式会社(川越市)は、東松山市の水産研究所で、ウナギの仔魚「レプトセファルス」から稚魚「シラスウナギ」への変態に、国内で初めて人工海水を用いて成功しました。これはウナギの完全養殖を実現する上で大きな前進です。
同社は川越のウナギ食文化を守るため、2022年から養殖に取り組み、2024年には国立水産研究・教育機構と共同研究を開始しました。人工海水の活用により、内陸地域でも養殖が可能となる可能性が広がります。
新事業責任者の大河原さんは、地域への恩返しとしてこの事業を位置づけており、「武州うなぎ」のブランド化も進める考えです。完全養殖の実現に向け、現在販売中の養殖ウナギの利用も呼びかけています。
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