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広島のカキに異変 6割が一時出荷不良 猛暑の海水温上昇が影響か(広島ホームテレビ・2025年2月18日)
広島・宮島の冬の味覚として親しまれるカキに、今シーズン異変が発生しています。
カキ漁に40年以上携わる地元企業によると、今シーズン(2024年冬~2025年初頭)は水揚げされたカキの中に、殻が開いたままで中身のないものが大量に発生しています。例年では出荷できないカキは水揚げ全体の3割程度でしたが、今季は一時6割に達したといいます。
原因とみられているのは、昨年夏の記録的な猛暑による海水温の上昇です。大越社長は「せっかく1年かけて育てても半分しか残らない。情けない」と肩を落とします。
また、宮島で例年開催されていた「カキ祭り」も、コロナ禍以降5年連続で中止が続いており、地域の観光や経済にも影響が及んでいます。
漁業者は「水温が高い時期には、より水深の深い場所での養殖を進めるべき」とし、来シーズンに向けた対策に意欲を示しています。
広島の冬の味覚カキ。商店街では、口いっぱいに頬張る姿も!ドイツから「おいしい!」記者「宮島に来た理由は?」大阪から「カキ…