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本を通じたまちづくりを目指す八戸市の公営書店「八戸ブックセンター」@青森県八戸市

 

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「黒字化できない」から始まった八戸市の公営書店(日報ビジネス・2025年4月23日)

2016年12月、青森県八戸市に「八戸ブックセンター」が開業しました。ここは全国でも珍しい、公設・公営の書店として市が直営する施設です。八戸市は本を通じたまちづくりを目指し、2015年度の総合計画に基づいてこの事業を進めてきました。

店内には読書会ルームやハンモック、カンヅメブースなど、来店者が本と楽しく触れ合える工夫が施されており、約1万冊の本をテーマ別にセレクトして並べています。単に売れ筋を並べるのではなく、偶然の出会いを大切にし、「探しにくさ」も魅力の一つとされています。

図書館とは異なり、「本を買う」体験に重きを置き、本を自分のものとして楽しむ文化を支援する目的で設立されました。また、地域の他の書店とは競合しないようコンセプトを明確にし、事前に協議も行われています。

運営には市の一般財源に加え、国の補助金を活用しており、施設の収入だけで黒字化は目指していません。むしろ、商業的に成り立たない部分を行政が担うことに意義があるとされています。

本事業の推進には、「本のまち」を掲げた小林前市長の強い想いと、クリエイティブ・ディレクターである内沼晋太郎さんの協力が大きく貢献しました。現在も「本のまち」の理念は、熊谷市長に引き継がれ、着実に発展しています。

ブックセンターは本を通じて人とまちをつなげる、ユニークで持続可能な公共文化施設として、多くの人々を惹きつけ続けています。

 

日経ビジネス電子版

2016年12月、青森県八戸市に開業した「八戸ブックセンター」。全国でも珍しい“公設・公営書店”、つまり、行政が直営する…

 


 

八戸ブックセンター

青森県八戸市の「本のまち八戸」推進の拠点となる公共施設、八戸ブックセンターの公式ページです。…