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漁場を荒らすやっかいもの「サメ」がおいしい「フィッシュバーガー」に 川南町とホテルレストランが協力(宮崎放送・2025年5月18日)
宮崎県川南町で水揚げされる「フカ(サメ)」を使ったフィッシュバーガーが、宮崎市のシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートのレストランで提供されています。フカは他の魚を食べ荒らすうえ、漁具を傷つけるため漁師にとって厄介な存在で、これまでは市場に出せず廃棄されてきました。
こうした課題を解決するため、川南町とホテルが連携し、フカを食材として活用する取り組みが始まりました。川南漁協が水揚げされたフカを買い取り、加工後にホテルへ配送。ホテルでは臭みを取り除いた丁寧な下処理を施し、特製のパン粉をまとわせて揚げたのち、タルタルソースとともに焼きバンズに挟んでバーガーに仕上げています。
実際に食べたお客様からは「さっぱりしていて美味しい」「サクサクの食感が良い」と好評です。考案した料理長は川南町の出身で、地元の課題解決に貢献したいという思いから開発に至りました。
この取り組みは、未利用魚の活用による漁業者の所得向上や、SDGs「海の豊かさを守ろう」にもつながるとして、関係者の期待も高まっています。なお、このバーガーは7月18日まで「パインテラス」のディナーで提供されています。
MRT宮崎放送
ホテルのレストランで味わえるフィッシュバーガーに注目します。その材料がなんと「フカ」、つまりサメです。宮崎県川南町で水揚…