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未利用の海藻を活用を目指す「Sera Creations(セラクリエイションズ)」@和歌山県田辺市

 

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未利用海藻で新産業を 横浜の団体が漁協や近大と協力、和歌山(AGARA 紀伊民放・2025年5月30日)

任意団体「Sera Creations(セラクリエイションズ)」(横浜市、代表:眞田典子さん)は、和歌山県田辺市の新庄漁協や串本町の近畿大学水産研究所大島実験場の協力を得て、未利用の海藻「ホンダワラ」を活用した新たな産業づくりに取り組んでいます。

地域で活用されていないホンダワラは、漁の妨げになったり、海水浴場に漂着して処分費がかかったりするなど、課題となっています。そこで、ホンダワラを乾燥・粉末化して、農業用の肥料や魚の養殖用の餌、または自然分解可能なバイオプラスチック製品の原料として活用することを目指しています。

5月25日には、田辺市新庄町の内ノ浦湾でホンダワラの回収作業が行われ、漁協関係者や近畿大学の教授・学生らが約100キロを引き上げ、水洗いをしました。今後は漁協で乾燥させた後、セラクリエイションズが専門業者に送り、6~7月に粉末化する予定です。

この粉末を使って、近大の澤田好史教授が、廃棄野菜や果物とともに魚の養殖用飼料としての可能性を検証します。また、肥料としては古座川町のユズ栽培などでの実証が予定されています。

澤田教授は「山・川・海それぞれの課題を連携して解決したい」と話し、新庄漁協の橘智史組合長は「ホンダワラが漁師の収入源になることを期待している」と述べました。眞田代表は、「やっかいものとされてきた資源が地域の力になればうれしい。地域循環型の新しい地場産業として発展する可能性がある」と語っています。

 

環境問題や社会問題の解決に取り組む任意団体「Sera Creations(セラクリエイションズ)」(横浜市、眞田典子代表…