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弘前大の牧方さん、ホタテ貝殻の歯ブラシでコンテスト東日本代表に(陸奥新報・2025年5月30日)
弘前大学農学生命科学部3年の牧方咲良さんは、ホタテ貝殻の焼成パウダーを活用した歯ブラシを開発し、国内外の学生が起業や技術革新に関するアイデアを発表するコンテスト「Youth Innovation EXPO」の東日本大会で優勝しました。この成果により、2025年7月19日に大阪・関西万博会場で開催される本大会への出場が決定しました。
青森県はホタテの養殖生産が日本一であり、廃棄される貝殻の量が長年の課題となっていました。牧方さんは、大学で土壌改良を学ぶ中で、ホタテの貝殻が肥料として利用されていることを知り、高校時代から歯ブラシの持ち手部分の廃棄をもったいないと感じていた経験から、貝殻を生活必需品である歯ブラシに再生させることを目指しました。
その結果、抗菌・消臭作用を持つ貝殻パウダーを51%配合したプラスチック樹脂を使用した歯ブラシを開発し、合同会社「MintAnd(ミントエンド)」を設立しました。この歯ブラシは、プラスチックごみの削減も目指しており、6月18日の「ホタテの日」に合わせて発売される予定です。
東日本大会の優勝について、牧方さんは「信じられない気持ち」と喜びを語り、「万博という素晴らしい舞台で、ホタテなど本県をしっかりPRできたら」と意気込んでいます。
陸奥新報
ホタテの養殖生産日本一の青森県で、廃棄量の多さが長年の課題となっている貝殻の焼成パウダーを使った歯ブラシを開発している…