ウナギの稚魚を大量・安価に生産できる量産用水槽を開発。ウナギの安定供給へ期待。

 

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シラスウナギの生産コストの大幅な削減に貢献する新たなウナギ種苗量産用水槽を開発(PR TIMES・2025年7月8日)

ヤンマーホールディングス株式会社、水産研究・教育機構、マリノフォーラム21は共同で、ニホンウナギの稚魚であるシラスウナギを大量かつ安価に生産できる新しい量産用水槽を開発しました。

従来よりも安価で大量生産可能な繊維強化プラスチック(FRP)製水槽を採用し、1槽あたり約1000尾のシラスウナギを生産。1尾あたりのコストは従来の大型水槽に比べ約20分の1となり、約1,800円程度に削減できることを実証しました。

この成果は特許として登録されており、「仔魚を飼育するための水槽および仔魚の飼育装置」として保護されています。背景には、天然稚魚に頼るウナギ養殖の限界があり、種苗の安定供給やコストの問題が課題でした。今回の技術は、人工種苗生産の社会実装を促進し、将来的に完全養殖によるウナギ供給体制構築の重要な基盤となると期待されています。

今後は、この水槽の改良や自動給餌など飼育方法の高度化を進め、人工ウナギ種苗の量産体制を整えていく計画です。

 

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ヤンマーホールディングス株式会社のプレスリリース(2025年7月8日 15時00分)シラスウナギの生産コストの大幅な削減…