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シンガポール発「森の未来都市」を目指す神戸市の取り組み

 

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「人間がウェルビーイングに生きるための一番土台のところに、自然の資源がある」(神戸市公式note・2025年3月21日)

神戸市は、2025年度の主要施策として「森の未来都市 神戸」を掲げ、都市緑化に本格的に取り組むことを発表しました。この取り組みの一環として、2025年3月21日に北野の「ソラ神戸」で都市緑化国際フォーラムが開催され、緑化先進都市であるシンガポールから学ぶ戦略が議論されました。

シンガポールでは、緑化が国家戦略として位置づけられており、1820年代から植物園が設けられるなど、長い歴史があります。独立後も「緑豊かで住みやすい場所でなければ人が集まらない」という考えのもと、国土開発庁が主導して緑化を推進してきました。このような国家的な取り組みが、神戸市の都市緑化戦略において参考になると考えられています。

神戸市では、これまでの散発的な緑化活動を体系化し、「森林・里山の再生」と「まちの緑化」を同時に進める方針です。副市長には森林の専門家である黒田慶子氏が就任し、緑化政策をリードします。また、専門家だけでなく市民も巻き込む「神戸緑縁衆(りょくえんしゅう)」という構想があり、緑に関する企画や遊びを通じて、より多くの人々が緑化活動に参加できるような仕組み作りが検討されています。

このフォーラムは、神戸市が本格的に緑化に取り組むためのキックオフイベントとして位置づけられ、多くの市民が参加し、神戸市の本気度が伝わる場となりました。

 

神戸市公式note

神戸のまちを一望できる、北野の「ソラ神戸」。 ここで3月21日、神戸市都市緑化国際フォーラムが開催されました。 フォ…