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地域活性化のカギは「ホンモノの体験」=新たな付加価値 =高価格帯の観光商品へ。

 

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「漁師と一緒に魚を獲って“漁師メシ”も食べられる?」地域でできる「ホンモノ体験」こそ“地方大復活”のカギだ(東洋経済ONLINE・2025年4月19日)

2024年、訪日外国人観光客は3,686万人を超え、過去最高を記録しました。しかし、観光による恩恵が全国に行き渡っているとは言いがたく、特に地方では観光業においても人材不足が深刻な課題となっております。

このような中、地方創生の鍵として注目されているのが、1次産業の6次産業化です。これは、農業や漁業といった1次産業に従事する人々が、加工や販売などにも取り組み、地域ならではの「ホンモノ体験」を提供することで、観光資源としての価値を高める取り組みです。たとえば、漁師とともに漁に出て、その場で新鮮な魚を味わう体験や、収穫体験とBBQを組み合わせた観光プログラムなどが挙げられます。

こうした体験は、地域に新たな付加価値をもたらし、高価格帯の観光商品としても成立します。ただし、単に体験を提供するのではなく、ストーリー性や演出によって魅力を高める工夫が必要です。

また、観光業への参加が1次産業者のやりがいにもつながり、担い手不足の解消にも寄与する可能性があります。加えて、テレワークの普及によって「二足のわらじ」を実現する人も増えており、地方移住の促進にもつながっています。

そして、1次産業の発展には「マーケティング」も不可欠です。近年では、生産者と消費者を直接つなぐプラットフォームも登場しており、商品の見せ方や価格設定を工夫することで、事業の新たな展開が期待されています。

今後、地方創生を進める上では、こうした多面的なアプローチに加え、国のさらなる支援が必要であるといえるでしょう。

 

東洋経済オンライン

永谷亜矢子(以下、永谷):1次産業の「6次産業化」。これこそが、今後の観光における重要なキーワードになると考えています。…