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結果としてのSDGs。「えんがお」が取り組む持続可能な福祉(サストモ・2024年2月21日)
栃木県大田原市に拠点を置く一般社団法人「えんがお」は、地域の高齢者や障がい者、子どもたち、学生など多様な人々が自然に交流できる場を提供しています。代表の濱野将行さんは、作業療法士としての経験を活かし、2017年に「えんがお」を設立しました。
「えんがお」は、地域の空き家を改修して、地域サロン「みんなの家」、学童保育「えんがお児童クラブ」、障がい者向けグループホーム、地域食堂、フリースクール、大学生のためのシェアハウスなどの多機能施設を運営しています。
これらの施設はすべて「徒歩2分圏内」に配置されており、移動が困難な人々でも容易にアクセスできるよう工夫されています。
「えんがお」の施設は、地域住民のニーズに応じて自然に増えてきました。例えば、「みんなで食事をする場所が欲しい」という声に応えて地域食堂を開設したり、学生の宿泊ニーズに応えてシェアハウスを設けたりしています。このように、理想を追い求めるのではなく、実際のニーズに基づいた柔軟な対応が特徴です。
「えんがお」の活動の指針の一つは、「自分たちが楽しんでできるかどうか」です。スタッフ自身が楽しめる活動でなければ、持続的な支援は難しいと考えています。この視点が、活動の持続可能性を高める要因となっています。
大田原市は伝統的な城下町であり、外部からの新しい取り組みに対して慎重な面もあります。「えんがお」は、「味方ではあるが身内ではない」という立場を保ち、地域との適度な距離感を大切にしています。また、空き家の活用に際しては、不動産業者を介するなど、トラブルを避けるための工夫も行っています。
「えんがお」の活動は、SDGsの「誰一人取り残さない」という理念を体現しており、地域社会における持続可能な福祉のモデルとして注目されています。詳細な情報や活動の様子は、以下のリンクからご覧いただけます。
サストモは、未来に関心を持つすべての人へ、サステナビリティに関するニュースやアイデアを届けるプロジェクトです。メディア、…