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5都市から学ぶ!豪州の最新パブリックスペース事情|ソトノバTABLE#52レポート(ソトノバ・2025年5月7日)
2024年春、日本の都市計画・建築の専門家3名がオーストラリア各地のパブリックスペースを視察し、その成果を「ソトノバTABLE#52」で報告しました。
福井勇仁さんは、メルボルンを訪れ、「20分圏ネイバーフッド」や「レーンウェイ」に代表される戦略的都市デザインを紹介。プレイスメイカーのジュベール氏の考えや、多職種が連携するプロジェクトの在り方も共有しました。
泉山塁威さんは、シドニーの中心部の歩行者空間の拡充、特にLRT導入後の「ジョージストリート整備プロジェクト」の影響を報告。無料で座れるベンチの存在など、公的空間の充実が人々の滞留を促している点に注目しました。
中山佳子さんは、ブリスベン・ケアンズ・パースの3都市を視察。川沿いの広大なテラスや、海と商店街をつなぐシェアド・ゾーンなど、地域の気候や文化を活かした横断的な都市空間設計を紹介。中でもケアンズでは、スピーディな行政対応による空間整備が印象的でした。
全体を通じて、日本でも応用可能なプレイスメイキングや公共空間設計のヒントが多数紹介されました。