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観光物産協会が「まちづくり」を担う新組織に転換 自然やマタギ文化を生かした観光メニューで「稼ぐ組織と地域」を目指す 秋田・北秋田市(秋田放送・2025年5月21日)
地域の観光振興に取り組んできた観光協会が、会員の高齢化や自治体の財政難により存続の危機に直面しています。そうした中、北秋田市では観光物産協会が解散し、新たに「北秋田まちづくり観光協会」として再出発しました。
この新たな協会は、法人格を持つ一般社団法人として設立され、若い世代を中心に自然やマタギ文化を活かした体験型観光メニューの開発を進め、地域の経済活性化を目指しています。事務局長の佐々木宗純さんは、「旅行業の取得を目指し、観光資源を活かした商品開発や情報発信、若者の参画促進などを通じて、地域を持続的に盛り上げていきたい」と話しています。
また、キーマンの一人である松橋翔さんは、マタギの家系に生まれ、ジビエや解体技術を活かした体験プログラムの開発に取り組んでいます。地域おこし協力隊として地元に貢献することを目指しており、縄文文化などとも連携しながら、北秋田ならではの魅力を発信していく意欲を語っています。津谷市長も、「観光を通じて地域の資源を売り込み、地域での消費を促すことで、住民のためになる取り組みにしていきたい」と述べており、新しい観光協会には地域の「稼ぐ力」を引き出す司令塔としての役割が期待されています。
さらに、この協会は観光地域づくり法人(DMO)としての登録も視野に入れており、設立初年度の事業計画案は満場一致で承認されました。
北秋田市の観光物産協会が解散し「まちづくり」を担う、新たな組織に生まれ変わりました。若者が中心となって森吉山をはじめとす…