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初の「みなと緑地PPP制度」を活用した神戸港の新スポット「TOTTEI」オープン

 

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神戸港の新スポット「TOTTEI」オープン! 一体なにがすごいの?(神戸市公式note・2025年4月5日)

2025年4月4日、神戸港の第2突堤に新たなランドマーク「TOTTEI」がオープンし、翌5日に開業セレモニーが開催されました。 この施設の中心には、B.LEAGUE所属のプロバスケットボールチーム「神戸ストークス」の本拠地となる1万人収容のアリーナ「GLION ARENA KOBE」があります。このアリーナは270度を海に囲まれた日本初のロケーションを誇り、音楽ライブなどのエンターテインメントの発信地としても期待されています。

また、TOTTEI内には17店舗の飲食店やプロムナードが整備され、日常的な利用も可能です。さらに、この施設は日本初の「みなと緑地PPP」制度を活用した官民連携施設であり、民間資金を公共部分の整備・修繕に活用するモデルケースとなっています。

今後、TOTTEIには大型艇に特化したマリーナの整備も予定されており、神戸港の新たな魅力創出が進められています。

 

神戸市公式note

神戸市が長い年月をかけて進めているウォーターフロントエリアの再開発。ついにその中核ともいえる「TOTTEI」が4月4日に…

 


 

みなと緑地PPP(港湾環境整備計画制度)は、2022年12月の港湾法改正により創設された制度です。この制度は、港湾緑地などの公共空間において、民間事業者が収益施設(例えばカフェやレストラン)を整備し、その収益の一部を緑地の再整備や維持管理に還元することを条件に、行政財産である緑地等の長期貸付(概ね30年以内)を可能とするものです。  みなと緑地PPPは、港湾地域における官民連携の新たな手法として、地域の魅力向上や賑わい創出に寄与することが期待されています。

制度の目的
・官民連携により、港湾地域の賑わい空間を創出し、地域の活性化を図ること。

・民間の資金やノウハウを活用して、港湾緑地の魅力向上や質の高い管理運営を実現すること。

主な特徴
・民間事業者は、港湾緑地内に収益施設を設置し、その収益を緑地の維持管理や再整備に充てることが求められます。

・行政財産である緑地等の長期貸付が可能となり、最大で30年以内の貸付期間が設定されています。

活用事例
2024年2月8日、神戸港の新港第2突堤緑地において、みなと緑地PPPを活用した全国初の事例が認定されました。この事業では、民間事業者が収益施設を整備し、その収益を活用して緑地の再整備や維持管理を行う計画です。   

 

国土交通省,Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Toursi…