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【イベントレポ】気候危機時代の食を、江戸の暮らしから考える。これからの食文化とそれを支える仕組みとは(IDEAS FOR GOOD・2025年4月1日)
2025年4月1日、共創プロジェクト「Climate Creative(クライメイト・クリエイティブ)」の第18回トークイベントが開催されました。 テーマは「気候危機時代の食を、江戸の暮らしから考える。これからの食文化とそれを支える仕組みとは」で、立命館大学の鎌谷かおる教授と合同会社シーベジタブルの友廣裕一氏が登壇しました。
鎌谷教授は、江戸時代の食文化が現代の食生活の原点であると指摘し、当時の人々が地産地消を実践し、自然の恵みを活用していたことを紹介しました。 また、気候変動に対する備えとして、豊作時の備蓄や代替食材の利用など、日常的に非日常の危機に備えていたことも述べています。
友廣氏は、海藻の生産量が近年減少している現状を報告し、その原因として海水温の上昇による「磯焼け」現象を挙げました。 シーベジタブル社では、陸上での青のり栽培技術を確立し、持続可能な海藻生産に取り組んでいます。
このイベントを通じて、江戸時代の知恵や現代の技術を活用し、気候変動時代に適した食文化とその支える仕組みについて考察が行われました。
現代の食のあり方は気候危機時代の「課題」なのか「解決策」なのか──現代の食の原点である江戸時代に立ち返りながら、食をめぐ…