SeaGraphが簡潔にお届けする「情報保管庫」です。
「海洋・水産」に関する他の情報は こちら から!
漁港のマチで生まれたクラフトビール 厚岸らしいあの食材も利用(sodane・2025年4月22日)
北海道・厚岸町に、クラフトビール専門店が新たにオープンしました。この店では、町の特産であるカキを使ったユニークなビールが話題を呼んでいます。ビールを醸造するのは「ユイトリエール」という地元のクラフトビール醸造所で、担当は長谷川太一さんです。福岡の醸造所で修行を積んだ後、厚岸に移住しました。
このプロジェクトを立ち上げたのは、地元出身の柴田貴美さんです。コロナ禍に帰郷した際、美しい海に心を動かされ、厚岸のために何かしたいと考えるようになり、クラフトビールを通じた地域づくりを決意しました。
2人が開発したのは、カキの殻や貝柱を使った「厚岸オイスターラガー」というビールで、ラガータイプにカキを使うのは全国でも珍しい試みです。スモーキーな風味が特徴で、地元でも高く評価されています。
4月18日には醸造所に併設されたレストランもグランドオープンし、多くの来客で賑わいました。店内では缶ビールの販売も行われており、地元住民からは「宣伝を頑張る」といった応援の声も上がっています。
長谷川さんは、「厚岸の恵みが詰まったビールを、多くの人の記憶に残るものにしたい」と語っています。