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釣りの革命。「SUPPLEMENT LURE|サプリメントルアー」生分解性+鉄分供給で環境改善へ

 

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海にかえる。栄養にかわる。「SUPPLEMENT LURE|サプリメントルアー」(Makuake)

コロナ禍以降、釣りを楽しむ方が増える中で、「残留ルアー」と呼ばれる海に残されたルアーの問題が深刻化しています。日本釣り環境保全連盟の調査によると、日本国内では年間約1,461万個、重さにして約365トンものルアーが海に残されていると推定されています。釣りをする上でルアーのロストは避けがたく、多くの釣り人が罪悪感を抱きながらも仕方なく諦めている現状があります。

さらに海には、鉄分の不足による栄養問題もあります。鉄分が不足することで海藻が光合成できなくなり、魚の住処となる藻場が減少し、海の豊かさが失われつつあります。

そこで日本釣り環境保全連盟は、専門学校や東京海洋大学と連携し、「SUPPLEMENT LURE(サプリメントルアー)」を開発しました。このルアーは、生分解性プラスチック「Mater-Bi」を使用し、海中で12ヶ月以内に分解が始まることが確認されています。さらに中には「Go Green Cube」と呼ばれる鉄分を含んだ素材が封入されており、ルアーが分解されることで鉄分が海に供給され、栄養補給や水質改善に貢献します。

東京湾での釣果テストでは、シーバスを23匹釣り上げるなど高い性能を証明し、飛距離や操作性においても評価されています。釣り人にとっては、ロストによる罪悪感から解放され、環境にも配慮できる新しい選択肢となります。

この製品は、Makuake会員向けに特別価格で提供されており、今後の発売に向けて注目が高まっています。

運営団体である日本釣り環境保全連盟は、2001年に設立され、釣り場の環境保全を目的に様々な活動を行っており、山梨県で初の認定NPO法人としても認められています。

また、開発にはフィッシング業界の幅広い専門教育を提供する「総合学園ヒューマンアカデミーフィッシングカレッジ」や、海洋に特化した教育・研究を行う「東京海洋大学」が協力しており、科学的な裏付けと専門性の高い技術が反映された製品となっています。

SUPPLEMENT LUREは、環境保護と釣りの楽しさを両立する新しい時代のルアーとして、今後の普及が期待されています。

 

Makuake(マクアケ)

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