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海域によって採苗器への付着数にばらつき ホタテガイ採苗速報(青森放送・2025年4月25日)
青森県産業技術センター水産総合研究所は、ホタテの採苗速報を発表しました。4月11日から22日にかけて行った調査では、試験採苗器1袋あたりの付着数が西湾で平均3,287個、東湾で平均1,491個と、海域によって差が見られました。
4月18日から23日にかけて行ったラーバ(幼生)の調査では、西湾の出現数が平均320個/㎥、東湾では565個/㎥と、いずれも平年より大幅に少ない結果となりました。一方で、200μm以上のラーバの割合は高く、付着直前の260μm以上の割合も増加しています。
水温については、平舘、青森、東湾の各ブイにおいて、水深15m層の水温が平年よりやや高めとなっています。
ムラサキイガイのラーバは西湾で平均516個/㎥と平年より多く、東湾では平年並みでした。キヌマトイガイのラーバは、西湾では平年より多い一方、東湾では大幅に少ない状況でした。ヒトデのラーバは確認されていません。
4月22日に実施した成熟度調査では、西湾での生殖巣指数が8.2、東湾では10.9となり、いずれも前回より減少しており、養殖2年貝の産卵はほぼ終了しています。
今後の見込みとしては、ラーバの出現数は減少傾向にあるものの、付着直前のラーバの割合は増加しており、試験採苗器への付着数は全体的に増加しています。ただし、海域によってばらつきが見られます。
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