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福島と岩手…震災被災地結ぶアクセサリー 大船渡のアワビを活用、山林火災の復興後押し(福島民友・2025年5月15日)
福島県南相馬市のアクセサリーブランド「イリゼ」を展開するOWB社は、岩手県大船渡市で2025年2月に発生した山林火災で被害を受けたアワビの貝殻を活用し、アクセサリーの製作に取り組んでいます。この取り組みは、東日本大震災と山林火災の二重被災に苦しむ養殖会社「北日本水産」の復興を支援する目的で始まりました。
北日本水産は、震災で養殖施設が全壊し、その後再建したものの、今回の火災で約250万個のアワビと設備を失い、約5億円の被害を受けました。同社が生産していた「三陸翡翠(ひすい)あわび」は、美しい緑色の貝殻が特徴で、ブランド化されていました。
OWB社のプロジェクトマネジャー中田朱音さんは、震災と原発事故の影響を受けた南相馬市小高区で事業を展開しており、災害への思いから協力を決意しました。試行錯誤の末、1~2センチほどの稚貝をカットし、ガラスなどで包み込んだアクセサリーを製作。表面を波打たせたり、光を取り込ませたりして、三陸のリアス海岸や浜辺を表現しています。
商品は、丸みのある「namima(なみま)」と小ぶりの「nagisa(なぎさ)」があり、ネックレスやピアス、イヤリングとして販売されています。価格は8,800円から11,000円で、小高パイオニアヴィレッジ内のイリゼ店舗やオンラインで購入可能です。この取り組みは、震災を乗り越えた岩手と福島を結ぶ象徴として、被災地の復興を後押ししています。
南相馬市のアクセサリーメーカーが、岩手県大船渡市で2月に発生した山林火災で被害を受けたアワビの貝殻を使ったアクセサリー…
受注生産とさせていただいております。発送まで1か月ほどかかる場合があります。- 山火事からの復興を願って -火災によって…