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アーバンスポーツを起点としたローカルスポットの事例。新たな居場所と意味の創出へ

 

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アーバンスポーツを起点としたローカルスポットで地元を元気に!地元を想う企業の挑戦(ソトノバ・2025年5月26日)

近年、道路や公園などのパブリックスペースに求められる役割は、単なる交通や休憩の場から、地域活性化や賑わいの創出など多様化しています。しかし、その議論は都市部に偏りがちであり、地方では異なるアプローチが求められます。

山形県村山市では、人口減少と高齢化が進む中、地域に根ざした建設会社「矢萩土建」が、新たな公共的空間づくりに挑戦しています。三代目社長の矢萩翔一さんは、自社敷地に東北最大級の屋内スケートパーク「245skate park」をつくり、地域交流や若者支援に取り組んでいます。この取り組みは、仲間とDIYで空間をつくりあげてきた矢萩さんの原体験に基づいています。

新たなプロジェクトでは、「道路のような場所」「公園のような場所」を自社敷地に設け、スケートボードやBMX、バスケットボールなどが共存できる空間を目指しています。その目的は、自由で自発的な活動を通じて、地域にカルチャーとしてのアーバンスポーツを根づかせることにあります。

この構想には、設計事務所・日建設計の専門家も加わり、「スケートパークに見えないスケートパーク」を起点に、ルールを押しつけるのではなく、利用者が主体的に空間を育てていくことを重視しています。海外のスケート文化の例を参考にしながら、村山のまちに新たな居場所と意味を創出しようとしています。

この取り組みは、単なる施設整備ではなく、「まちに帰ってくる理由」をつくることを目指しており、過疎地域からの新しいまちづくりのモデルとして注目されています。

 

ソトノバ | sotonoba.place

道路や公園といったパブリックスペースに対するニーズは、時代や社会情勢によって刻々と変わっていきます。 かつ…