SeaGraphが簡潔にお届けする「情報保管庫」です。
他の情報は こちら から!
まちじゅう図書館
「まちじゅう図書館」とは、図書館の蔵書を街中のカフェや店舗、美容院など、日常の“まちの場”に広げ、誰でも気軽に本と出会える場をつくる新しい取り組みです。
たとえば山口市では、市内16か所のサテライトライブラリーを設置し、図書館が選定した本を専用の木箱に入れて届けています。本は定期的に入れ替わるため、訪れるたびに新たな発見があり、読書の楽しさをまちなかに広げています 。
この仕組みは地域の「知のハブ」としての役割を担い、ただ本を借りるだけではなく、それぞれの設置場所でワークショップやセミナーを開催することで、新たな交流やにぎわいも生み出しています 。たとえばカフェでは、オーナーや利用者同士が本を通じて自然と会話が生まれ、そこから地域のつながりが育まれる機会にもなっています。
また全国的にも、京都・東山区や岡山・備前市、香川・琴平町などでも類似の取り組みが始まり、公共図書館だけでは届きにくい地域や人々に本の楽しさを届ける動きが広がっています。
総じて「まちじゅう図書館」は、暮らしの中に”読書の場”を浸透させることで、人と人、人と本、そして場との偶発的な出会いを促進する、これからの図書館のあり方を実践する魅力的な社会的プロジェクトといえます。
おぶせ まちじゅう図書館 参加館一覧 2012年秋、10つの図書館からスタートした、おぶせ まちじゅう図書館。それ...…