おてつたび、お試し移住を兼ねて中高年の利用者が増加

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夏休みシーズンに入り、訪日観光客の増加に加えて国内旅行者も増えることで、観光地では人手不足が深刻化しています。そんな中、旅をしながら現地で働く「旅して働く」スタイルが注目されています。

人材マッチングサービス「おてつたび」は、短期アルバイトと旅行を組み合わせた仕組みで、人手が足りない地域と旅行者をつないでいます。交通費は自己負担ですが、働くことで報酬を得られるため、旅行の費用を抑えられるのが特徴です。

地域の事業者は、報酬と宿泊場所を提供することで、1泊2日から2カ月未満の期間、外部から人材を確保できます。登録者は2025年7月時点で8万2000人にのぼり、業種も宿泊業や農業だけでなく、キャンプ場や酒造会社、飲食店など多岐にわたります。

参加者の約半数はZ世代ですが、近年では50代以上の利用も増加しており、移住の試みにも活用されています。