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キャッシュレス環境がないとどうなる?観光地がさらに盛り上がるために必要なこと。

 

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#92 「現金のみ」の裏側にある思考停止──観光地が変わるために必要なこと(館山のほんま・2025年4月3日)

地方の観光地における「現金のみ」対応がもたらす課題と、キャッシュレス化の重要性について紹介します。東京では多くの場所がキャッシュレスに対応している一方で、地方の観光地では「現金のみ」の表示が依然として多いです。

観光地の店舗や施設がキャッシュレスを導入しない主な理由として、手数料への抵抗感、初期費用や維持コストの負担、インターネット環境の整備不足、高齢の経営者が新しい技術に不安を感じることなどが挙げられています。しかし、現金対応を続けることで、キャッシュレス決済に慣れた観光客、特に若年層や海外からの旅行者にとって不便を感じさせ、機会損失や顧客満足度の低下を招く可能性があります。

「現金主義でやっていけるから、変えなくていい」という姿勢が、変化への意志を持たない“思考停止”につながることを懸念しています。解決策として、キャッシュレス化を単なる技術的な課題ではなく、観光地としてお客様と共通の体験をつくるための“言語”や“マナー”と捉え、小さな導入体験から空気を変えていくことが重要です。

観光地は「外から来る人の視点」で常にアップデートしていく必要があり、現金のみという選択そのものではなく、「変わらなくていい」と思い込む空気が最大のリスクだと考えられます。キャッシュレス化を通じて地域として「共通言語を持つ」姿勢を示し、一歩ずつ取り組んでいくことが、観光地としての信頼や魅力、そして未来を築くことにつながるでしょう。

 

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