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未活用の素材が生まれ変わる。世界を魅了する、東京発のエシカルジンとは(サストモ・2025年5月8日)
東京発のクラフトジン「エシカルジン」が、未活用素材を活用したサステナブルな取り組みで世界的に注目を集めています。このジンを手がけるのは、エシカル・スピリッツのCTOである蒸留家の山口歩夢さんです。同社のジンは、廃棄される予定だった酒粕や売れ残りのカーネーション、コーヒーかす、間引きされたすだちなど、多様な未活用素材をアップサイクルして製造されています。
山口さんは、大学時代に醸造学を学び、在学中にエシカル・スピリッツを共同で設立しました。彼が開発したジン「LAST ELEGANT」は、酒粕を原料に使用し、ラベンダーやピンクペッパーなどのボタニカルを加えることで、フルーティで華やかな香りを持つ「飲む香水」として評価され、イギリスのIWSC2021で最高賞を受賞しました。
また、コロナ禍で廃棄されそうになったビールや日本酒を蒸留して造られた「REVIVE」シリーズも展開しています。例えば、「REVIVE from Hoegaarden」は、ホワイトビールの特徴を活かしつつ、レモンピールやコリアンダーシードなどを加えて、華やかで明るい味わいに仕上げられています。
山口さんは、ジンの自由度の高さと多様性に魅力を感じており、地域の特産品や廃棄素材を活用することで、その土地の「テロワール」を表現しています。東京においては、大量消費・大量廃棄という特徴を逆手に取り、廃棄される素材を活用したジンを通じて、東京らしさを表現しています。
エシカル・スピリッツの目指すところは、「世界一価値のあるゴミ箱」であり、未活用素材に新たな価値を見出すことです。山口さんは、サステナブルな取り組みを無理なく続けることの重要性を強調しており、エシカルジンを通じて、気軽にサステナブルなライフスタイルに寄り添うことを提案しています。
サストモは、未来に関心を持つすべての人へ、サステナビリティに関するニュースやアイデアを届けるプロジェクトです。メディア、…
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