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はぎれをつなぎ合わせたファブリックロープが困窮世帯の生活の糧に…子育て拠点「じじっか」が“しめ縄”を販売(RKBオンライン・2023年11月24日)
福岡県久留米市にある子育て支援拠点「じじっか」では、困窮世帯の生活支援と施設の持続可能な運営を目指し、新たな取り組みを始めました。寄付された衣類の中で着用が難しいものを再利用し、「リリボン」と呼ばれるファブリックロープを製作しています。このリリボンは、長さに応じて食材などと交換できる「リリボンマーケット」で活用され、利用者が自ら食材を得る手段となっています。
さらに、集められたリリボンを使用し、しめ縄職人の指導のもと、農家から提供された稲わらと組み合わせて、世界に一つだけのしめ縄を手作業で製作しています。これらのしめ縄はインターネットで販売され、売上は「じじっか」の食材費に充てられています。しめ縄は1つ6,000円で、年間250個の販売を目標としています。
この取り組みにより、利用者は自らの手で食材を得ると同時に、施設の運営にも貢献できる仕組みとなっており、特にひとり親家庭の自己肯定感の向上にもつながることが期待されています。今後は「リリボンマーケット」の規模拡大を図り、自治体や団体からの助成金に頼らず、持続可能な運営を目指しています。
集まったリリボンを世界にひとつの“しめ縄”に 販売収益で食材購入 食材との物々交換でじじっかに預けられたリリボン。しめ縄…