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空き店舗やお寺を活用したイベント「カミノイチ」街の活性化へ@富山県上市町

 

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上市の空き店舗活用 「カミノイチ」12会場に40店 親子で中心部巡る(富山新聞・2025年6月22日)

上市町では中心市街地の空き店舗やお寺などを使った地域イベント「カミノイチ」が、6月21日から2日間にわたり開催されました。熊野町から西中町商店街一帯にある12会場には約40店が出店し、親子連れなど訪れた人々は、買い物やワークショップを楽しみながらまちを巡りました。

築約100年の元ゲストハウス「松月」では、来場者が座敷でかき氷や上市産小麦のパンを味わいながらくつろぎのひとときを過ごしています。会社員の山下堪太さんは「普段は車で通り過ぎるだけですが、歩いて店内に入ることで、27年間上市に住んでいても初めて知る場所がたくさんあって楽しかった」と話していました。

曹洞宗の善導寺では、スーパーボールすくいやプログラミング体験が企画され、1年生の深井葵心さんは「たくさん遊ぶ所があって楽しい。また来たい」と笑顔で語っていました。

上市町は2022年に「0円空き家バンク」制度を行政主導で開始し、これまでに31件が登録され、27件の契約成立、78人の移住・定住につながっています。本イベントは、空き家バンクの利用促進や町の活性化を目的に事業者らが今年3月に初めて企画し、今回で2回目を迎えました。運営委員長の伊東将太さんは「今後も継続して開催し、空き家を活用したいと考える人が増えれば嬉しい」と述べています。

 

富山新聞