ビルとビルの間に誕生した公園的ラウンジ空間「Slit Park YURAKUCHO」@東京都千代田区

 

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Slit Park YURAKUCHO | 路地の公園化がエリアの未来を予感させる(公共R不動産・2024年9月13日)

東京都千代田区・有楽町に、新たな都市実験として「Slit Park YURAKUCHO(スリットパーク)」が誕生しました。これは、三菱地所所有のビルとビルの間にあるL字型の細い路地空間を、遊休的な通用口・駐輪場等の裏動線から、“半屋外の公園的ラウンジ空間”へと転換したプロジェクトです。

私有地でありながら、あえて「公園化」することで、既存の都市グリッドに新しい動線や憩いの場をつくり出しています。設計にはOpen Aが関わっており、アップサイクル家具や仮設建築、植物といった“自然的要素”を近代的都市空間に挿入することで、雑然とした風景が都会の隙間に差し込むようなデザインが特徴です。

運営は東邦レオが担い、植物とソフト(イベント・ラウンジ運営等)の融合で、昼はベンチで休憩、立ち作業、夜はイベントや交流の場として、さまざまな用途に応じた多様な居場所を実現しています。

「Slit Park YURAKUCHO」は、民間企業が公共的空間の役割を担うことで、エリア価値を高めるというまちづくりのモデルケースともなっており、「公園化する都市」というテーマを体現する新しい場になっており、注目が集まっています。

 

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