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「温泉は飲み物です」 世界に広がる鹿児島・垂水市の「飲む温泉水」 シラスの恵みが育てたローカルブランド(鹿児島テレビ・2025年10月30日)
鹿児島県は「温泉大国」として知られていますが、大隅半島の垂水市では、温泉を入浴だけでなく「飲み水」として親しむ独自の文化があります。市内には現在9社の温泉水製造販売会社があり、地域を代表する産業となっています。
地名の「垂水」は、シラス台地から水晶のように清らかな水が湧き出ていたことに由来するといわれています。温泉水は採取場所によって成分が異なり、飲み比べを楽しむことができます。1986年ごろ、建設業者が新たな挑戦として温泉水の販売を始めたのがビジネスの始まりで、今でも9社中4社が建設業も兼ねています。
代表的な「垂水温泉鶴田」では、地下約800メートルから湧く48℃の温泉を使用しており、当初は無料開放されていましたが、要望を受けて商品化されました。温泉水にはシリカや水溶性ゲルマニウムが含まれ、口当たりが柔らかく甘みがあると評判です。現在は料亭でも利用され、海外輸出も進み、タイやカンボジアでも人気が高まっています。
垂水の飲む温泉水は、世界に誇る新しい温泉文化として注目を集めています。
FNNプライムオンライン
鹿児島県は「温泉大国」として知られているが、大隅半島の垂水市では温泉を入浴だけでなく「飲み水」として親しんできた独自の文…