新しい公共交通の可能性を模索する「貨客混載」の実証実験を開催@広島県広島市

 

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「物流を支えるトラック運転手を助けたい」 高校生の発想が救世主に!? 路線バスで荷物を運ぶ実証実験(テレビ新広島・2025年10月31日)

広島市では、既存の路線バスに荷物を積み込み、乗客と一緒に運ぶ「貨客混載」の実証実験が行われました。広島バスの職員が受け取った段ボールは、瀬戸内高校への配送物で、バスの空きスペースを活用して日用品などを運ぶ試みです。

実験では、西区の井口車庫から出発し、紙屋町で荷物を下ろして別のバスに乗り継ぎ、最寄りのバス停まで届けられるかを検証しました。この取り組みは、瀬戸内高校の蛭子翔さんが発案したもので、トラック運転手の人手不足を少しでも支援したいという思いから始まりました。

実験の最大のポイントは、バス間の「乗り継ぎ輸送」が可能かどうかの確認であり、紙屋町での荷物の引き渡しも数分の遅れのみでスムーズに行われました。最終的に荷物は予定通り高校生の手に届き、参加者たちは新しい公共交通の可能性を感じ取る結果となりました。

広島バスの清水課長は、「バスのスペースとダイヤ次第で荷物のリレー輸送が可能だと分かった」と成果を語りました。

 

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既存の路線バスに輸送する荷物を積み込んで、乗客とともに運ぶいわゆる「貨客混載」の実証実験が31日、広島市で行われました。…