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クロネコヤマトが「バス」に大変身? 北海道で始まった「逆貨客混載」、ドライバー不足解消の切り札になれるのか(Merkmal・2025年11月4日)
北海道奥尻町とヤマト運輸は、2025年8月29日から離島における新たな交通モデルとして、貨客混載型の公共ライドシェアの実証運行を開始しました。ヤマト運輸の集配用ワゴン車を活用し、地域住民や観光客の移動を支援する取り組みで、離島特有の交通空白の解消を目指しています。運行は12月末まで無償で行われ、セールスドライバーが日中の業務の合間に乗客を送迎します。
この事業は、国土交通省の「交通空白解消緊急対策事業」に採択された「島のりあい」実証プロジェクトの一環です。人口約2100人、高齢化率約41%の奥尻町では、買い物や通院など日常の移動手段の確保が課題となっていました。従来はバスや鉄道に荷物を載せる貨客混載が主流でしたが、今回は宅配車両に人を乗せるという逆の発想で、全国的にも珍しい試みです。
奥尻町とヤマト運輸は以前から包括連携協定を結び、移動販売などを通じて地域住民との信頼関係を築いてきました。今回のライドシェアはその延長線上にあり、地域の生活支援をさらに強化する狙いがあります。実証運行には町の管理車両やリース車両も使われ、町民ドライバーが副業や地域貢献として運行を担います。
今後は実証結果をもとに有償運行へ移行し、運賃や体制づくりを進めていく方針です。
北海道奥尻町とヤマト運輸は人口約2100人・高齢化率41%の離島で、宅配車両を活用した公共ライドシェアの実証運行を開始し…
ヤマトグループの持株会社,ヤマトホールディングスのウェブサイト。「ニュースリリース」の「北海道奥尻島で、ヤマト運輸のセー…