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山梨発「るうふ」の宿づくりと地域デザイン。古民家を磨き、価値をつなぐ「田舎に暮らすように泊まる宿」(LIFULL HOME’S PRESS・2025年6月15日)
積水ハウスは、「循環する家(House to House)」プロジェクトを通じて、3万点以上の部材をリユースやリサイクルによって構成し、2050年までに天然資源の消費を抑えた家づくりを目指しています。
2005年には「資源循環センター」を設立し、全国の施工現場から廃棄物を一括で回収・分別・リサイクルする体制を整え、1棟あたり発生する廃棄物量を1999年の約3トンから2021年には約1.6トンに削減し、ゼロエミッションを達成しました。
現場では、大工さんなどが27種類に分別し、回収袋にはQRコードでトレーサビリティも完備されています。センターではプラスチックを樹脂別に80分類し、90%以上を素材として再利用できる体制を実現しています。
その他、鉄・アルミ・電線などもそれぞれ適正に処理され、石こうボードはライン材に、畳や太陽光パネルも分解・再利用されています。これらの取り組みは学術機関とも連携して進められており、一般向けの施設見学も受け付けています。今後はさらなる技術の進化や効率化を目指し、持続可能な家づくりを広げていく予定です。