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数年の青森県のホタテに関する影響まとめ

 

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青森県陸奥湾のホタテ稚貝が、地球沸騰化の影響で52.5%がへい死。深刻な漁業被害。(TANOSHIKA 翼祈(たすき)/Webライターin福岡 note・2024年3月12日)

2023年の夏、陸奥湾の海水温が過去最長の71日間にわたり高温状態(27度)を記録し、ホタテの稚貝の約52.5%、新貝の約36.5%がへい死しました。特に水深の浅い地域ではへい死率が高く、青森市漁協の一部地区では稚貝のへい死率が100%に達しました。このような高水温は、ホタテの生息に適さないとされる24度を超える状態が続いたことが原因とされています。

2010年にも同様の高水温による被害が発生しており、漁業者は養殖用のカゴを水温の低い深場に沈めるなどの対策を講じてきましたが、2023年の異常な高水温には対応しきれませんでした。その結果、2024年以降のホタテの水揚げ量の減少が懸念されています。

この状況を受けて、青森県や青森市は緊急支援策を講じ、日本政策金融公庫も被害を受けた事業者向けに相談窓口を設置しました。また、水産総合研究所では高水温に耐えられる稚貝の開発が求められています。

筆者は、ホタテが身近な食材であることから、この貴重な海の資源を守るために、地球沸騰化に屈しない対策が今後一層求められると述べています。

 

note(ノート)

こんにちは、翼祈(たすき)です。 今振り返っても、2023年の夏は酷暑の夏でした。どんな格好をしていても暑くて、汗が止ま…